降り立つときの、ふわふわ感
帰省から戻るときは、たいてい1人だ。
仕事や、日々のいろんなものからふーーーーっと離れて、家族と過ごし、旧友と過ごし、親戚や子供たちやワンコと過ごしたりして、よく寝てよく食べて、またがんばるぞー!って気持ちを蓄えて新幹線に乗る。
東京に近づき、減速しはじめると窓の外には高層ビルが乱立していて、人がたくさんいて、当たり前なんだけど、「あ、東京に戻ってきたんだ」って思う。
と、同時に、「お前はほんとに東京で生活してるんだな〜!」と心の中のもう1人の自分が感心している。
あちこち転々としてきて、トクベツな"ホーム"がないせいか、実家や家族の元を離れるときはまだソワソワする。
新幹線ホームの雑踏に降り立つと、家から離れた実感と、都会に慣れないもぞっとした気持ちが相俟って、なんとも言えない妙なふわふわ感を感じる。なんか変なんだけど、その感覚を感じると、自分の「生」を自覚する。
ああ、生きている。
って。
毎日いろんなことがあって、いろんなことを思ったり考えたりして日々が過ぎていくけど、時間は明日にしか進まないし、わたし自身「これからどうするか、どうしたいか」が大事なんだし。
明日も、生きよう。
台風が心配だなぁー。